おかげさまです。

断酒生活、おかげさまの気持ちを大事に生きています。

自分の物差しで他人をはかることなかれ

2018.11.04 断酒872日目

今日は断酒寸言集「山びこ」より気に入っている寸言について。

「自分の物差しで他人を測ってはいけないし、他人の物差しで自分を測ってもいけない」
断酒会に入ってもなかなか酒を止めない人がいるものです。
家族に隠れて、会員に隠れてこっそり飲んでいても、だんだん昔のアル中に逆戻りしてしまい再び入院。
「今度こそ、アルコール依存症は進行性の病気であることがよく判りました」と例会で体験発表したのに、
三ヶ月も経たないうちに又もや失敗・・・。
「あの人は駄目な人だなあ」と会友の中には相談・援助はもうコリゴリだと投げ出してしまう人も出るくらい。
しかし、ちょっと待ってくださいよ。
投げ出してしまったあなたの昔はどうだった?
今のあなたの物差で彼を測ってはいないだろうか。
昔のあなただって彼と大同小異だった筈、そのときの心で彼を眺めてみませんか。
その反対に、失敗を続けているあなたも考えて欲しい。
あなたも自分は駄目な奴だと考えてはいないだろうか。
今断酒している人の物差で自分を見ないことです。
あの人達だって昔はあなたと同じだったのです。
がんばりましょう。

断酒に限らず、自分の物差しで他人を測ってしまうことがある。

同じく、他人の物差しで自分のことをジャッジされると心底不快になる。

ようは価値観の押し付けだ。

押し付けられると自分の考えや気持ち、自分そのものを否定されたように感じるものだ。

相手にも同じように気持ちや考えがある。

私はこの自分の物差しで測ってしまうことで、自分の世界もまた狭めてきたと感じる。

様々な人がいていい。

でも、それに自分の心まで捻じ曲げて譲ることはしなくていいのだ。

あくまで相手は相手の世界を大切にしていいということを認め、

自分もまた自分の世界を大切にして生きていく誇りを認め、

押し付け合わないという大人の一線を持つことが大切なのだと感じる。

生きづらさに付きまとうのは人との関りだと思う。

そうして自分の心も相手の心も縛りあわないようにしていく工夫ができると生きやすくなると感じる。

ストレスフリーが断酒継続に繋がっていくことは間違いないので、こうして生きづらさを軽減する方法をこれからも模索していきたい。

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