最近心に響いた言葉から、自分の答えを知る
2018.12.4 断酒902日目
皆さんは最近、心に響いた景色や動画、言葉、音楽はありますか?
それはどんなものでしたか?
人は見たいように見て、聞きたいように聞く生き物だそうです。
私は西郷どんの録画を視聴していたら、
シーンは西郷が新政府を去ると決め、木戸孝允が自宅を訪れたときのこと。
長州出身の木戸孝允は同じ長州出身の新政府員が汚職にまみれたことを嘆き、ましてや自分は欧米と結んだ不平等条約を撤廃できずにたいした成果もなく帰国したこともあり、自分もその責任を取らなければならないといった際に、西郷隆盛が言った言葉がこっちらです。
「人は皆過ちを犯すもんじゃ
じゃっとん、そん過ちを認め
どう明日へ向かうか
そいでそん人の器量がわかるっちゅうもんじゃ」
どう明日へ向かうか。
過ちだけでなく、失敗や挫折、病気にも言えることでしょう。
「この失敗は私にとってどんな学びになるだろう。」
「この過ちから何を学ぶことができるだろう。」
「この病は私に何を教えようとしているのだろう。」
自分自身に問いかけてみると、その答えとなるようなメッセージが訪れるかもしれません。
もし最近心に響いた言葉やシーンがあれば、それは潜在意識が求めていたことなのでしょう。
私も西郷隆盛のセリフがとても響きました。
私自身のことでいうと、マタハラのことも、市民活動のいざこざも、これもまた経験であり、学びでした。
このセリフを聞いて、足りなかったのは自己信頼感や、また一方向だけの情報を過信して、周りに対しても思いやる心が欠けていた、と気づくことができました。
改めて自分自身だけでなく、周りの人も豊かになれるような関わり方を徹底して学んでいくと心に決めました。
今、悩みの渦中にいる人は、ぜひ、自分に問いかけてみるといいかもしれません。
何かしらのヒントが訪れるかも知れません(^^♪
より良い明日を築いていけるよう、これからもいろんな角度から物事が見れるようにしていこうと思います。
今日の山びこ
「我々にとってもっとも大切に考えなければならないことは
何故酒害者になったかということではなく、酒害になってどうしたかということである 」
酒害者の多くが考えることは
「何故オレはこんなみじめな酒害者になったんだろう」ということであり、
「友達が悪かった」
「家内が悪妻だった」云々と行き着くところは外罰的で、自己批判は全く出てこない。
本当の原因は「自分が酒を飲みすぎた」ことであって周りの人に原因があるわけがない。
それどころか、周りの人々に多大の心配や迷惑をかけてきたことに全く気が付かないのだから困った病気である。
こんなことではいくら考えたって酒害から立ち直ることはできない。
酒害者の考え方のもっとも大切なことは
・酒害者になって周りの人に何をしてきたか(反省)
・酒害者だとわかってから何をしてきたか(償い)
ということであり、これが「断酒道」につながる唯一の道なのです。