ピア(仲間)の力
2018.12.3 断酒901日目
12月に入りましたね。
私は少し風邪をこじらせてしまいました。
ビタミン取って悪化しないようにしたいです。
皆さんも風邪にはご注意くださいね。
さて、先日、言いっぱなし聞きっぱなしピア会に参加してきました。
自分の中で消化しきれない想いを他者に聴いてもらうことで、心と脳はだいぶ整理されます。
また、聴き手も重要で、聴く姿勢となっている人に聴いてもらうのと、全く興味なさげにしかも迷惑そうに聞いてもらうのでは、全然違うのはお判りでしょう。
また言いっぱなし聞きっぱなしがルールなので、そこにはジャッジも意見も、ましてやボディランゲージ(相槌、うなづき)すらもNGです。
静かに心を耳を傾けて話を聴いていきます。
心に遠慮なく、思う事を自由に吐き出す場というのは貴重ですね。
各自治体で心のケアとして自助グループでピア会を開いているところもあるようですので、参加してみたい方はネットなどで検索すると出てくるかもしれません。
このピア(仲間)カウンセリングのいいところは、
・ピア会で話したことは口外してはいけないルールなので、安全で守られた場で話せること
- 同じように傷を経験した人が集うので経験や感情をわかってもらえる
- 同じ経験をした仲間がいることの実感
- 他の人の話を聴くことにより、自分がまだ語っていない部分に気づく
- つながりを感じる
- 他の人の選択を参考にする
私は今回話してきたことで、2番を感じました。
落ち込みやすいひとの特徴として、
「自分だけが不幸だ」と思いやすい傾向があります。
その傾向の改善案として「自分だけではない」と気持ちを切り替えることが大切なのですが、そうはいっても、分かっていてもなかなか切り替えられない人もいると思います。
ピアの会には様々なトラウマや傷を抱えた人がいるので、自分だけではないと思えるのです。
自分の方がまし、という比較の為ではなく、同じように人はだれしも大なり小なり傷はあるものなのだなと知ることで自分だけが不幸という認知を書き換えることができます。
そしてこれは4番にもつながり、孤独ではなく繋がりを感じることで心の安心にもなります。
なにより、語ることそのものがカタルシス効果がありますし、
語ることで自分を客観視できることもできます。
私は今回語ることで、「こんなに大変なことがあっても、ちゃんと生活していけてる自分すごい!」と会の終わりに思えたのでとても実のある会になりました。
実はこれって、私が年に数回参加している断酒オフ会でも言えることなのです。
ピアの力、侮れません。
お酒で失敗して痛い経験をお持ちの方々だからこそ、お互いの気持ちや背景が理解できますし、また互いに知識を得ることもできます。
もちろん、孤独ではなくなります。
もちろん、個別カウンセリングが合う人もいれば、こうして数人の話を聴いて分かち合うことが合っていると思う人もいるので個人にあったものを選ぶことをお勧めします。
気持ちを吐き出すことで、思考がだいぶ軽くなりました。
軽くなった心で今月は様々なことに取り組んでいこうと思います。