おかげさまです。

断酒生活、おかげさまの気持ちを大事に生きています。

今日一日の積み重ね

2018.11.9 断酒877日目

先日、今後同業者になるであろうAさん主催の勉強会に参加しました。

AさんとはSNSで繋がることができたのですが嬉しい偶然がありました。

ひとつは偶然にもAさんとは同じ学校出身で同窓生であったこと。

もう一つの偶然は、アルコール依存症者だったこと。

そして同じ職を志し、すでにご活躍されていることがとても嬉しいことでした。

 

お互い辛い過去を乗り越えて、同じ学校で同じ志を持って学んでいたこと。

とても誇らしい気持ちです。

私はその学問からは離れていましたが、やっぱり自分が目指す道はこっちなのだと腹をくくったら、この嬉しい出会いが訪れました。

 

多くの成功者が言います。

「嬉しい偶然は神様がその道であっているんだよと言っているサインなのだ」と。

自分が進む道はこっちであっているんだな、と確信しました。

(因みに、状況がどんどん悪化したり、何をしてもうまくいかないときは

そっちではないよ、と言っているサインなのだそうです。)

 

勉強会のあと、Aさんに質問しました。

「お酒をやめて何年くらいになりますか?やめるきっかけは?続けるコツはなんですか?」

 

「私は3度入院したのですが、なかなかやめられませんでした。

やめられたのは家族を捨てて出ていった父親が末期がんで戻ってきたことがきっかけです。

父親もアルコール依存症でした。

父は「酒なんて飲むなよ。」と言って亡くなりました。

それ以来お酒をやめました。

入院先の先生にも恵まれて、アルコール依存症について随分勉強しました。

その知識も役立っています。

もう14年飲んでいません。

続けるコツは、やはり「今日一日」を積み重ねていくことですね。

朝起きて気持ちのいい気分を味わい、そして今日も飲まずに行こう。

それを毎日繰り返していくだけです。」

 

同じように辛い幼少期があったのだなと感じました。

そして、お酒をやめ続けるコツは今日一日の繰り返し。

シンプルだけれど、そのとおりだなと感じました

 

私もこの877日間、順風満帆なんてことはなく、やりきれないことだらけでした。

なんて自分は愚かなんだろうと恥ずかしいやら悔しいやら、

今夏はまさに生き地獄を味わいました。生きながらの地獄のような日々。

眠れない日々が3か月近く続きました。

飲んでいなくても、しんどいことはやってきます。

だからといって飲んで解決できたことなんて1つもなかったことは確かです。

シラフだからこそ、とことん情けない自分や目をそらしたいことにも向き合い、自分の未熟さから招いてしまった出来事を検証したり、学びにつなげていく思考がやっとできてきました。

これも積み重ねです。

飲んでいない自分に感謝です。

嬉しい出会いも神様からのご褒美のようでうれしくてなりません。

877日前の私では到底出会えなかった出会い。

今の願いはますます豊かに生きる自分になれること。

1000日目、3000日目の私の成長も見てみたい。

ずっとずっと成長を楽しんで生きたい。

飲まない今日一日を重ねていこう。

晴れの日も雨の日も、一緒に飲まない一日を重ねていきましょう。

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今日の山びこ 断酒寸言集「山びこ」より

「酒害は不幸な病気である、しかし治そうと思えば必ずなおる病気である 」
誰だって酒害者になろうとして酒を飲む人はいない。
気がついたら、酒害にかかっていたというのがほとんどの酒害者の姿ではないかと思う。
そして、その酒害を治そうとして、酒の量を減らしてみたり、ニ、三日酒を断ってみたりしたことが必ずあると思います。
しかし、酒害は治るどころか、だんだん重症になってゆくのに当惑を感じたに違いありません。
酒害という病気は、進行性の病気ですからたとえ何日か、何月か、何年か断酒したとしても、
また、どんなに少量に減量したとしても、のんでいる限り、死に向かって病状は進行してゆく病気なのです。
だから、一生治らないとも言えるのです。
全く不幸な病気だと言わねばなりません。
しかし、原因はアルコールです。
その原因を取り除けば、簡単に治る病気です。
その原因を取り除くのは、医者でもなければ、家族でもありません。
酒害者であるあなた自身だけができることなのです。