おかげさまです。

断酒生活、おかげさまの気持ちを大事に生きています。

自分の心の声を無視しないで生きていく

2016.12.9 断酒177日目

断酒は、心と体と時間を自分でコントロール出来る自律した生き方の一つなんだと思う。

起床してから就寝までに流れる時間の中で、人の心は常にフル稼働。

それを平常心、また同じ気力体力をキープすることは大変なこと。

日常をつつがなく過ごすこと。

上手に出来ているように見える人もきっと何かしら意識して、波が押し寄せても凪いだ風景に戻していく工夫をされているのだと思う。

以前ドキュメンタリーで、作家の村上春樹さんは、決まった時間に起床し、執筆、ランニング、好きなこと、そしてまた、決まった時間に就寝されると知った。

また、歌舞伎役者の市川海老蔵さんも、公演中は決まって同じメニューの昼食を取られるそう。

同じことの繰り返し。

けれど巨匠クラスの人ですら同じペースを持続し続けるための工夫をしている。

そこから学ぶものは多く、深い。

続けていくなかで、これまでにない自分に出会えたとしたら、

それを育てた自分を褒めよう。

そんな自分の生き方を讃えよう。

断酒はお酒を飲まないと決めた自律した生き方の一つであると思う。

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2018.11.8 断酒876日目

 穏やかなメンタルをキープしていくこと。

それはお酒を飲んでいようがいまいが、難しいことのように思います。

自分一人で生きているわけではないし、他者との関りでのストレスだって大なり小なりあるわけで、一人でいたって体力気力が落ちている時に些細なことにイラついてしまったり、些細なことに傷つく自分がいたり。

自分と上手に付き合う方法を自分で知っておくことは生きる上で重きを置いた方がよさそうだと最近は強く思います。

自分と上手に付き合う方法。

自分の心の声を無視しないで生きていくこと。

嬉しい気持ちだけでなく、悲しみも、怒りにも寄り添うこと。

そして、自分へのダメ出しを減らして、やりたい思いを尊重してあげること。

これからはそういった生き方を選んでいこうと思います。

 

今日の山びこ 断酒寸言集「山びこ」より

「酒が悪いのではない、酒を飲み続けた
私が悪いのだ 」

主人の酒で苦しめられた奥さんや子供さんの手記に、
ときどき「この世から酒がなくなればいい」というような言葉が見えることがある。
また、酒害者本人の体験発表の中にもこれと似たような言葉がきかれることがある「この世の敵は酒である。
私は断固として酒と闘う・・ 」とか「酒のない国へ行きたい・・」と。
酒を止められないからと言って、自分の前からすべての酒をなくしてしまえと言う考え方は、
まさにアル中性格丸出しであって、いやしくも断酒家たるものの考えるべきことではない。
私たちは酒害の原因は酒ではなく、酒の飲み方であることは例会で話し合い、確かめ合ってきた筈です。
車で事故を起こしたからといって、車が悪いと言ったり、車をこの世から無くしてしまえばとは誰も言いません。
それは運転の仕方に問題があるということは赤ん坊でもわかる理屈だからです。
酒害も、飲む側にその責任があることをあらためて認識しなくてはなりますまい。