次から次へと苦難続きでもなんとかなっていく。
2016.11.3 断酒141日目
生活苦の改善が最優先だった。
一念発起して、転職活動に踏み切る。
片っぱしからネット登録。
根気強く4ヶ月を要してなんとか就職。
正社員としてのスタートは緊張もあったけれど気持ちのいいものでもあった。
30過ぎて子持ち主婦でも、就職できた自信は大きなことだった。
仕事が多忙を極めて、今度は私が心身を壊し始めた。
ストレスから腎盂炎、突発性難聴になり、働くことに限界を感じていた矢先、
2年のブランクを持って、主人が社会復帰したいと伝えてくれた。
私の転職活動から仕事まで彼なりに刺激を受けていたようだった。
鬱を乗り越えた彼にはほのかな自信も見られた。
彼の転職も決まり、息子も保育園が決まり、私もご縁があり引き抜きで今の会社に転職。
すべてが一気に好転したように思われた。
今度は、息子に問題がでた。
ある日、担任の先生から呼び出された。
内容は発達障害の疑いがあり、検査を受けていただきたい、というものだった。
晴天の霹靂。
今でもあの衝撃は体に残っている。
ショックと悲しみと、事務的な話しに対する怒り。
もう、満身創痍だった。
2018.10.26 断酒863日目
生活の安定と夫の心の快復。
そして次は息子の発達障害と次から次へと苦難はやってきました。
ひとつひとつやっていくことで、人は耐性がつき、知識がつき、経験がついて
なんてことなく生活していけるようになるものだなというのがここ数年で思うことです。
人はやっぱり何かしら大変なことが起こるもので、
避けては通れないものなのだと思います。
自分が通常運転をしていても、後ろから激突されることだってあります。
そのときにできることを精一杯やることで、
次なる苦難も苦難ではなく対策や対応ができるものです。
お酒に逃げずとも、苦難はあって当たり前だからそんなに落ち込まないでいこう。と
当時の私に声をかけてあげたいなと思う今の私がいます。
今日の山びこ 断酒寸言集「山びこ」より
「断酒は車の運転と同じだ。昨日まで無事故だからといって、今日も無事故だという保証はどこにもない」
三十年無事故で表彰されたあるタクシーの運転手がその表彰式の帰りに人をはねたという記事が新聞にのっていたことがある。
これは極めて珍しいことだから新聞のネタになるのだが・・・。
永年断酒していた人が酒を飲み出したからといって新聞のネタにはならない。
これは至極当たり前のことであるから、一般社会では別に気にしない。
それどころか、あの呑ン平がいつまでもつだろうかと、酒を止めていることを不思議がる人の方が多い。
三十年無事故の運転手さんは今日も無事故だと信じているから、事故を起こすとびっくりするわけだけど、われわれが断酒に失敗しても「やっぱり」と言われるのがオチである。
誠に残念だけれど仕方がない。
今日も、初心に帰って「やっぱり」と言われないよう「一日断酒」頑張りましょう。